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【INC Nov.最高1773】脱出トルネ始動ソルオーガビート【Sun Series】


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▼Summary (English Ver.) Click here.



こんにちは、mizukoです。
サンシーズンも落ち着き、そろそろムーンシリーズに向けて気合いを入れ直しているところです。

今回は2018 International Challenge November(以下、INCと記します)で使用した構築を紹介しようと思います。
最高1773、そこから急所負けをして一気にペースを崩したため何ともいえない結果となってしまいましたが、
思考回路を整理するとともに、折角なので記事にすることとしました。最終レートはお察しです
相変わらずの大ボリュームですが、お付き合いくださいませ。

それでは紹介に移ります。



【目次】

1.構築の概要・経緯
   *構築の概要
   *眼鏡オーガで強引に
   *一方的に展開するために
   *相方はゼルネじゃない
2.個体紹介
   ①カイオーガ
   ②ソルガレオ
   ③ルンパッパ
   ④トルネロス
   ⑤カプ・コケコ
   ⑥クロバット
3.選出パターンについて
4.最後に


 1.構築の概要・経緯

☆構築の概要

本構築のコンセプトは「眼鏡オーガを通すことだけを考える」です。
そのために、一方的に場を展開することを特に意識して組みました。
概要としては以下の画像の通りとなっております。

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このような形です。
1ターン目に場を整え、最高の状態でカイオーガに出てきてもらい、高火力の潮吹きを相手に押し付けることを目指します。
その後の詰めをソルガレオと絡めて立ち回っていきます。


☆構築の経緯

 *眼鏡オーガで強引に
まず筆者がカイオーガを使おうと思ったキッカケですが、それは「カイオーガへの苦手意識を克服したい」と考えたことでした。
ゲンシカイキを取得したORAS時代から苦手意識が強く、いざ自分が使うとなると立ち回りの難しさを痛感していたものでした。
しかし、ルール上グラードンに水技を無効にされることもなくなったサンルールにおいて、最も強力なポケモンのうちの一匹であることはいうまでもありません。
筆者は本ルールにおいてカイオーガを使いこなせないのはまずい、と考えたのです。

そこでまずは既に結果を残している構築を参考にして組んでレートで回すことにしました。
その時に回したのが、今でも強力な並びであるトルネオーガゼルネで、カイオーガには上から潮吹きを打てるスカーフを持たせていました。

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分かりやすくパワーのある2体の禁止伝説を通せると強いのは確かですが、ここで筆者の肌に合わなかった部分が、スカーフオーガの火力のなさでした。
強力が故にメタが進みすぎており、スカーフ持ちの火力がケアされていることが多々あります。
さらに、オーガゼルネの2匹は苦手なポケモンが被りがちであり、その苦手なポケモンを削り切るのがどうも難しいなと思いました。ゼルネアスを降臨させる前に削っておきたいポケモンをしっかり削っておかないと、非常に面倒なことになるわけです。

そこで、眼鏡オーガであればメタを上回るほどの火力が得られ、しっかり削り切れて良いのではないかと考えました。
眼鏡を持たせれば等倍ポケモンの大半は潮吹き1発で落とせ、半減でもあのモロバレルさえも特化であれば超高乱数2発で飛ばせるため、簡単な受け出しを許しません。
以下、超ざっくりとしたイメージをまとめてみましたが、こうしてみるだけでもカイオーガの火力がいかに凄いのかがわかると思います。

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そこで、カイオーガが苦手とするポケモンも含めて、C特化の眼鏡潮吹きで無理矢理倒すという方向性に持っていくことにしました。


 *一方的に展開するために
先ほどのざっとしたダメージ計算を見るに、極論を言うと、(持ち物を考慮しなければ)C特化眼鏡オーガの潮吹きを2発受けられるポケモンは数えるほどしかいないということができるでしょう。
そのため、まずは「眼鏡潮吹きをHP満タンの状態で2発通す」ということを考えるようにしました。
スカーフを持てなくなるとはいえ、上から潮吹きを打つには当然速いほうが良いので、カイオーガは準速のCSぶっぱで採用することにしました。
しかし、準速のカイオーガはそれほど速度がなく単体での性能に欠け、相手の展開にも強くないので、一方的に展開する策を仕込まないといけないと考えました。

最初に考えたのが、眼鏡オーガ+ルンパッパで猫だまし→王者の印を投げつけて2回邪魔をして潮吹きを打つということでした。
確かにオーガルンパの並びが非常に強いのは当然ですが、此方のカイオーガは準速なので、どちらか1匹を止めるだけでは心もとない場面も少なからずありました。

次に考えたのが、猫だまし+追い風展開をしてからカイオーガを通すことでした。
猫だまし要員はすいすい下でなくともそれなりの速度があり、カイオーガと相性の良いルンパッパで良いと思ったのでそこはそのままに、
悪戯心かつ相手の展開を阻害できる技が揃い、カイオーガの苦手な草タイプやドクロッグなどにも打点を持てるトルネロスを追い風要員として採用しました。
これで追い風展開自体はかなりしやすくなったのですが、次のターン以降もトルネルンパに居座られると、カイオーガで展開するには追い風ターンを十分に活かしきれなくなってしまいます。

そこで思い付いたのが、トルネロスに脱出ボタンを持たせ、追い風(あるいは必要であれば挑発)をしたターンに帰ってもらってカイオーガを出すということでした。
実際に追い風して2ターン目から潮吹きを押せる点は確かに強かったのですが、これだと初手にカプ・テテフに出てこられると、猫だましも悪戯心挑発も通らなくなり一方的な展開ができなくなってしまいます。
本構築はカプ・テテフの選出率が非常に高いため、それを対策しないのはまずいと思いました。
また、ルナアーラも猫だましで止めることができないので厳しいです。特にカプ・コケコとセットで出てこられると非常に厳しいところ……。

初手にトルネルンパを出していて思ったのが、「1ターン目に追い風と挑発を同時に打ちたいと思うことが結構多いな」ということです。自軍の展開をすると同時に、相手の展開を阻止したいわけです。
その手段を増やすために、追い風+挑発を同時に押し、トルネロスは追い風をして帰る+横は相手のS操作要員に挑発を打つということをしながら、カイオーガ展開を狙う、という戦法も考えました。

そのためのもう一匹目の補助役として最も適していると感じたのが、なんとトルネロスと役割が被っているクロバットでした。クロバットが適していると思った理由は以下の通りです。
・速度がある上、悪戯心ではないためサイコフィールド下でも相手に挑発を打てる
・精神力により、トルネロスに代わって追い風を打つことも可能
カイオーガの苦手とするポケモンに対してブレイブバードで殴れる
・C特化眼鏡オーガの潮吹きを2発受けられるポケモンは数えるほどしかいない→怒りの前歯との相性が非常に良い
ちなみに、2匹挑発を持つことによりメンタルハーブを持っていそうなポケモンに対し(クレセリアドータクンなど)、挑発を重ね掛けするということも一応考えることができるようになります。そこまでしてでも相手に展開されないように、ということです。
役割の被っているポケモンを同時選出してでも一方的な展開を狙う、というのは一見すると無駄に見えますが、これが最適解だと思うのなら、それでも採用する価値があると筆者は考えています。眼鏡オーガを通すこと、ただそれだけをひたすら考えた末です。


 *相方はゼルネじゃない
ここでカイオーガの相方となる禁止伝説を誰にしようかという話ですが、一番最初はゼルネアスにしてよくあるトルネオーガ+ゼルネアスの派生、という形で動かしていました。

(↓これのカイオーガに眼鏡を持たせてみたりして、色々試しました)

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この形からルンパッパを突っ込んだりし、前述の流れで様々な取り巻きを検証しました。しかし、何戦かしているうちにゼルネアスに違和感を覚えるようになりました。
「眼鏡オーガにゼルネアスは違う……」

序盤に追い風下の眼鏡オーガで荒らすという性質上、追い風を切らしながら良いタイミングで死に出しされた相手のゼルネアスが非常に厳しくなってしまうわけです。
此方のカイオーガは準速のCSぶっぱなので耐久に振っておらず、更にゼルネアスよりも遅いため、対面からでもジオコントロールを一度されると確実にゼルネアスに負けてしまいます。
さらに、ゼルネアスミラーも基本的には先にジオコントロールを積みたいところですが、序盤に眼鏡オーガで数的有利をとるのが本構築の戦法であるため、序盤の試合展開をうまく運べた場合、此方が先にジオコントロールをするというのは無理に等しくなってしまいます。
そのため、「詰めのジオコントロールで逆転される」を対策しなければなりません。その役割はさすがに本構築のカイオーガでは無理なので、他のポケモンに任せる必要があります。

その詰めを担うポケモンを考えていった結果、ソルガレオを採用することにしました。ソルガレオにした理由は以下の通りです。
・当然ながらフェアリー耐性のある物理ポケモンとして評価した
・草耐性がある
・特性により、相手の威嚇に邪魔されない
・思念の頭突き+馬鹿力でカイオーガの苦手なポケモンに打点を持て、等倍範囲も広い
追い風が切れる頃の詰めの段階でゼルネアス等に後投げすることを考えたので、それなりの耐久数値があることもポイントとなりました。
こうして、眼鏡オーガで火力を押し付ける→ソルガレオで詰めるという大まかな展開を決めていきました。

最後にカプ・コケコですが、やはりイベルタルが窮屈になりがちなのでそこに圧力をかけることができ、
エレキネットやボルトチェンジ・挑発等展開補助としても優秀な技を多く覚えるためその点評価して採用しました。



 2.個体紹介

カイオーガ

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※調整
CSぶっぱ

本構築のエースアタッカーです。構築の経緯でも述べた通り、トルネロス+αで展開した後にカイオーガを投げ、一気に全抜きを狙います。
特化にすることで「苦手なポケモンを無理矢理2発で倒す」をようやく実現することができるので、構築のコンセプト上、控えめCSぶっぱを切ることはできません。
眼鏡を持っているため、カイオーガが少し削れてしまっても潮吹きで十分なダメージを与えることができる点も偉いところです。

技構成は水技3つにミラー対策の雷で確定です。本構築はカイオーガの苦手なポケモンを横で十分削ることができるように組んでいるため、冷凍ビームが欲しい場面は全くといってよいほどにありませんでした。
根源の波動の命中不安が怖いところですが、カイオーガが削れたあとの詰めは熱湯で十分なことも多く、根源の波動を打たないといけない場面もそう多くはなかったです。
寧ろ、根源の波動を打たなくても良いようにこのような構築を組んでいる節もあります。
そのため、根源の波動はあくまでも保険的な立ち位置で、基本的には潮吹きと熱湯を使い分けます。

眼鏡を持たせることにより、無理矢理にでも高火力を押し付ける動きが非常に強力でした。
ただし、こういった型のカイオーガは単体で戦うのが厳しいので、盤面の展開には予想以上に気を遣うものでした。


 ソルガレオ

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※調整
H:奇数
HD:C183ゼルネアスの+2ムーンフォースを2耐え
    C222プレートカイオーガの雨下潮吹き、C189ルナアーラシャドーレイ辺りを確定耐え
S:追い風込みで最速スカーフ90族抜き

本構築の詰め役ポジションです。追い風が切れる頃に、相手が死に出ししてきたポケモンに対して後投げすることも想定していたため(特に対ゼルネアス)、HDベースの型としました。
持ち物は等倍ポケモンを削り切れる命の珠と最後まで悩みましたが、珠ダメージで自ら耐久を落としてしまうことを嫌い、デメリットなく役割対象への火力を上げられる帯を選択しました。
HDに固めに振っていたからこそ本構築との噛み合わせも良く、勝てた試合も多かったのですが、相手のカイオーガやルンパッパなどを大きく削れる珠も捨てがたいというのも正直なところです。

技は一致技2つにガオガエンカミツルギナットレイ、そしてディアルガなどを殴れる馬鹿力を選択しました。
守るは主に横のポケモンで追い風を再展開するときに使います。
最終的にはこの4つでまとまりましたが、追い風が切れる頃にスイッチできる・相手の展開を返すことのできるトリックルームも欲しいところではあります。追い風が切れる頃に挑発を打たれることは思った以上に多かったのですが……。
なお、等倍範囲を広げるほか、カイオーガの苦手とするモロバレルドクロッグ等を殴ってもらいたいため、本構築で思念の頭突きを切るのはあり得ないと思っています。

ソルガレオを採用したためにイベルタルがかなりきつくなってしまいましたが、それでも対ゼルネアスに安定するようになる点が心強かったです。
そして、ユレイドルエレザードなど、個体数は少なくともカイオーガでどうしても倒すことのできないポケモンに強いのも地味にありがたいところでした。


 ③ルンパッパ

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※調整
CSぶっぱ

カイオーガと相性の良い補助役です。猫だましを絡めて展開したり、カイオーガの苦手なポケモンに対して王者の印を投げつけながら潮吹きを打ったりと、小回りのきくポケモンでもあります。
猫だましの打ち合いやルンパッパミラーをより有利にしたい・できるだけ多くの相手へ上から王者の印を投げつけたいという意図から、最速としました。


技構成は猫だまし・投げつけるの他、タイプ一致の熱湯と相手のカイオーガあたりを削れる草結びで確定としました。
相手のカイオーガに強く、特性により多くのポケモンの上から行動できる点が強みであり、時には構築的に非常に厳しい並びに対して強行突破を狙うことも……。
INCでふと当たったコケコライチュウの並びが本構築では非常に厳しかったところを、追い風+投げつける+潮吹きで無理矢理倒して勝ったのも良い思い出です。

本構築のルンパッパは最速は切れないと考えていますが、もう少し耐久に振るなどもっと良い調整がありそうです。


 トルネロス

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※調整
H:奇数
HB:A222鉢巻グラードンのダブルダメ岩雪崩を最高乱数切りで耐え
HD:C222カイオーガの雨下潮吹きを最高乱数切りで耐え
S:準速90族抜き(自軍のカイオーガ抜き)

本構築の展開役です。追い風ターンを最大限に活かしたかったため、脱出ボタンを持たせてみることにしました。
襷を持てなくなってしまうので、再展開を狙うにもある程度の耐久力を確保したくHDベースで採用しています。
素早さは単純に最低限のラインを確保したかったのみならず、自軍のカイオーガと並んだときに相手のファントムガードを削ってから潮吹きを打ちたかったためでもあります。
特に本構築はルナアーラに大きく有利をとれるわけではなく、落とし切れないとソルガレオと鉢合わせして不利になってしまうため、ルナアーラを削り切るという意味でもこの点重要であると考えました。

技構成は追い風のほか、カイオーガの苦手なポケモンに圧力をかけられる暴風に、相手の展開を阻害するための挑発・後投げグラードンで潮吹きを耐える算段を崩す雨乞いとしました。
HDベースにしたのは、守るを入れるスペースがなかったからでもあります。

特性により追い風を展開しやすく、脱出ボタンを読まれることはあまりなかったので、良いタイミングでカイオーガを出すということ自体はかなりやりやすかったです。
綺麗にカイオーガを出すことができれば、それだけでも勝利へ大きく近づくので、脱出ボタンを持たせたのは大正解だったと思います。
しかし、エルフーンや相手のトルネロスの下をとってしまうため、その際はルンパッパの猫だましを絡めながら展開したいところです。


 ⑤カプ・コケコ

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※調整
ASぶっぱ

本構築できつめなイベルタルに対するヘイトコントロールを役割としています。イベルタルに対して圧力をかけている隙に、横のトルネロスで展開しながら眼鏡オーガで潮吹きを打つ、というイメージで立ち回っていました。
相手の電気技を吸いながらカイオーガ展開を補助できるライチュウの採用も考えましたが、今回はパワーの面や素早さを重視してカプ・コケコを選択しました。
本構築はトルネロス+ルンパッパorクロバットで展開をすることが大半だったため、選出するのはほぼ対イベルタルのみでした。

今回の型ですが、チョッキ持ちを気にせず殴ることができ、展開関係なく上から圧力をかけたかったので最速のスカーフ型で採用しました。
ボルトチェンジは相手のイベルタル引きに対して有利に立ち回りたいために採用し、さらにエレキネットを終盤の詰めで連打することで、カイオーガが上から殴る余地を残しました。
最後に念押しで挑発を仕込みましたが、これはサイコシードが発動したフワライドの上から挑発を打つことを考えていた名残です。

此方ももっと良い配分があるのではないかと思うのですが、相手にかかる圧力がとても大きい点が良かったなと思いました。


 クロバット

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※調整
S:最速
A:H189-B85ドクロッグブレイブバードで確定1発
H:余り

第二の展開役兼アタッカーです。トルネロスと共に相手の展開を阻害しながら追い風を打つのみならず、カイオーガの潮吹き圏内に無理矢理入れるといった役割を担っています。
これで少し苦手なディアルガゼクロム等も削り切ることができ、ルンパッパやドクロッグにはブレイブバードで落とせるのでカイオーガとの相性がとても良いです。

覚える技や特性・素早さが本構築とも噛み合っており、サイコフィールドの影響も受けないため、トルネロスと役割が被ってでも採用したいと思ったポケモンです。
相手のスカーフ持ちに上から一撃で倒されるのを避けたかったため襷で採用しましたが、防塵ゴーグルやメンタルハーブで運用するのもピンポイント対策ながら面白いと思います。

ちなみに余談なのですが、エアカッターの採用をマジメに考えていたことがありました。
エアカッターは地味に全体技なので、ファントムガードが残っているルナアーラ+襷の持っていそうなポケモンが並んだときに、潮吹きで削り切る上で使えるかなと思ってのことでした。
当然ながら怒りの前歯の汎用性には敵わないので没になりましたが、一応ひとつの選択肢としてナシではないのかもと思います。
イベルタルの不意打ち対策でファストガードも考えましたが、カプ・コケコで誤魔化すという方向性に落ち着いたので此方も見送りました。



  3.選出パターンについて

本構築の基本選出は以下の通りです。

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基本的にはこの形で、ラスイチを相手の構築に合わせて変えていきます。
トルネロスカイオーガは100%選出しますが、ソルガレオは相手の構築に全く刺さっていないときに選出を見送る場合も稀ながらありました。

以下、ざっとした選出パターンです。

・対トルネオーガミラーなど

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トルネオーガミラーの場合、相手側がガオガエンを出してくることがあまりないため、展開自体は有利にすることができます。
初手の2匹がスカーフ潮吹きを受けられるので、基本的には相手のトルネロスを止めながら展開していきますが、此方のトルネロスが眠らされるパターンが面倒なので、モロバレルに挑発を入れることを優先する場合もあります。
基本的には此方のパワーが勝るので、比較的有利で最も勝率が高かった相手です。
なお、猫だまし+明らかにメンタルハーブを持っていそうなトリックルーム展開も此方の選出です。
不意に出てくるきついポケモンに対してもルンパッパの投げつけるで誤魔化すためにこの選出をする場合があります(個体紹介で触れたコケコライチュウに対してもこれでした)。

・ルナオーガ、テテフネクロ、グラードン軸など

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猫だましのきかないルナアーラへの展開阻止や、サイコフィールドを絡めて展開する相手には此方の選出です。
相手の展開役に挑発を打ちながら、此方は追い風を打って展開していくことがほとんどです。オーガルンパ等先制技持ち+速い範囲技持ちと対峙してしまった場合、襷潰しのクロバット猫だまし+スカーフ潮吹きで攻められることもあるため、念には念を入れて両ポケモン追い風を選択するようにしていました。
なお、グライベル以外のグラードン軸も基本的にはこの選出でした。
これは1ターン目にトルネロスが被弾してボタンで帰ってほしく、初手グラードンと対峙した場合に岩雪崩を打たせることを意図しています。

・対イベルタル入り

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よほどのことがない限りはこの選出です。ほぼ初手にイベルタルと鉢合わせるので、カプ・コケコにヘイトを向けさせている隙にトルネロスで追い風展開し、カイオーガで潮吹きを打てる盤面を作ります。
初手にイベルタルが動いてくることがほぼないことから、序盤にワイルドボルトで突っ込んで横に倒されると不利な展開になるので、ボルトチェンジと絡めて終盤にカプ・コケコで詰めていきました。



 4.最後に

7世代GSでは最初の構築記事となりましたが、いかがだったでしょうか。
ひとつの強力な勝ち筋をひたすら追い続けた結果、よくも悪くも非常に尖った構築が出来上がってしまいました。

「ただただ、眼鏡オーガを通すだけ」
実際に本構築を煮詰めているときも、プレイをする時も、とにかくそのことだけを考えていきました。
そうすると、自分の中で勝ちルートが非常に明確になるので、緊張しがちなINC本番でも自分のプレイングを見失うことが少なかったように思います。

構築を作るときも大まかにいうと「何をして勝ちたいのか」があって、それを達成するために「そのためにどうするか」の部分と「切り返されたらどうするか」の部分を考えることになると思いますが、
本構築は何をしたいのかを明確にすることができたため、大まかなプランニングが今まで以上にやりやすかったです。

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こうすることで、HD脱出トルネロスなど、あまり使われていないポケモンや並びに注目できるキッカケになり得るわけです。
構築の組み方という点でも、本構築を練ったことは今度にとっても良い経験になったと思います。

眼鏡を持たせることにより、苦手なポケモンでさえも無理矢理突破できるほどの火力を得られるので、綺麗にカイオーガを着地させた瞬間に勝ちを確信した試合も少なくなかったです。
一回潮吹きを打つだけでもとんでもないほどの火力を押し付けられるので、実際に使っていると病みつきになってしまうものがあります。
しかしその一方で、本構築のカイオーガは此方が一方的に展開できないと真価を発揮できないので、特に相手にトリックルームをはられてしまうと非常に厳しくなってしまいます。
そこは猫だまし+αで展開を止めたり、挑発で邪魔をしたりといったことをして何としてもはられないように立ち回っていましたが、
メンタルハーブを持っていなさそうなポケモンが持っていたり、レートで動かしていてあまりされなかったサイドチェンジカプ・テテフトリックルームをINC3日目になってされまくって厳しかったり……ということもありました。
また、ライチュウ等の避雷針とイベルタルが同居している構築に関してもどうしても不利をとってしまいました。
そういった構築上の反省をひっくるめても、勝ち筋も負け筋も非常にわかりやすい構築だったと思います。

本構築の結果ですが、最高1773、そこから4連敗という結果になってしまいました。f:id:mizukoSW:20181207020430j:plain

1773のときに格差マッチながら急所負けを喫してしまい、そこから一気にペースを落とし、緊張感が抜けプレイングも雑になってしまいました。
構築自体はまだまだポテンシャルがあったと思いますが、プレイヤーのメンタルの弱さが如実に表れてしまったなと感じます。
インフレしていたにも関わらず、1800に乗せることができなかったことに情けなさを感じているので、今回の経験をバネにムーンシリーズでも良い構築を作り、頑張っていきたいと思います。

ここまでご覧いただき、本当にありがとうございます。
サンルールが始まってからレートなどでも本当に思い通りにいかず、勝てないとずっと嘆きながらやってきましたが、ようやくひとつ構築を形にすることができたのは良かったのかなと思います。
次こそは、予選抜けしたいなと思います。頑張りましょう。

それでは失礼いたします。



 5.Summary (English Ver.)


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①Kyogre

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②Solgaleo

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③Ludicolo

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④Tornadus

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⑤Tapu Koko

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⑥Crobat

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Thank you for reading!

mizuko
@Swampert__