mizuko's atelier

ポケモンダブル勢。シングルも一応やってます。

【グロリアラスチャレ予選抜け】ガブアロー入りレヒレスタン ~ JCSを終えて。


 

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 こんにちは、mizukoです。

まずはじめに、ジャパンチャンピオンシップス2017(以下、JCSと記します)に参加されていた方々、本当にお疲れさまでした。
私自身もこの大会に向けて取り組んでいたものの、日程的にも相当過酷でした……。

JCSが終わり、VGC2017も一段落したということで、
今年私がメインで使用していた構築をここに公開します。

本構築は以前当ブログの記事に上げたバトルロードグロリアのラストチャレンジ(以下、LCQと記します)で使用したものから、さらに調整を加えていったものになります。
ちなみにLCQでの戦績はAブロックに配属されスイスドローを5-2で9位抜け(うち1戦はジャンケンで敗北)、ベスト16で敗退でした。

簡単なオフレポこちらから。

mizuko.hateblo.jp


それでは構築の紹介に入ります。



【目次】
※クリックするとその項目に飛べます。

1.構築の概要・経緯
2.個別紹介
   ①カプ・レヒレ
   ②カミツルギ
   ③ウインディ
   ④ガブリアス
   ⑤カビゴン
   ⑥ファイアロー
3.選出パターンと使用感
4.JCSを終えて。



1.構築の概要・経緯

☆構築の概要

 

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※LCQではウインディの持ち物をバンジの実→オボンの実で運用。
※JCSのC日程のみ、カプ・レヒレの濁流を熱湯に変更。


私は今年、レヒレツルギウインディ、所謂AFKをメインで使用することに決めました。
普通のレヒレスタンの形に、AFKで重いところにも対応できるようにガブアローの並びを加えたものになります。
普通に殴っていくのみならず、詰ませるといった勝ち筋をも狙いにいけるように組んでみました。


☆構築の経緯

私は6世代のとき、雨パやエルテラといったビートダウンを愛用していました。
その影響からか、環境初期の12月頃に私はコケコライチュウを軸とした構築を組み、試合を重ねていきました。
単純にコケライで上を取り、ひたすら殴るのが強いのではないかと思ったからです。
しかしコケライが私にとってどうも肌に合わず、12月中に解散
それと同時に、単なるビートダウンはこのルールにおいて難しいと思うようになりました。

その後リアルの都合上、1ヶ月ほどポケモンから離れることになります。
そして復帰したころに流行り出したのが、以降私が使うこととなったAFKの並び。
この3匹の並びは完成されているな、と思ったのです。
コケライが使いこなせなかった経験からも、もっと色々な系統の構築を使ってみるのもよいかなと考えていた頃でした。
次第にこの並びを私も使っていきたい!と思うようになり、AFKを軸に構築を組んでいくことになりました。

この3匹を固定とし、各々の型・配分や取り巻きなども自分で考えていきました。
AFKできついところをカバーできる、なおかつ自分の肌に合うような取り巻きを検討し、カビゴン+ガブアローの並びを取り入れることに決めました。

 


2.個別紹介

カプ・レヒレ

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※調整
H:実数値4nで最大
S:追い風下で最速フェローチェ抜き
C:残り

構築案を考えた当時ちょうどAFKの並びが流行っており、
その相手の眼鏡レヒレよりも強く出ることができるだろうという点を評価して瞑想型にしました。
また、ふつうの眼鏡レヒレと違い耐久ポケモンを起点にできること、
詰ませるという勝ち筋を狙いにいくことができるという点もポイントだと考えています。
Sが遅いため相手のフィールドを書き換えられる・状態異常を受け付けなくなるというのがまた偉いところ。

調整は火力と耐久に出来る限り割きたかったため、Sにはあまり振っていません。
持ち物は残飯だと体力回復が追い付かないことが多かったため、より体力管理しやすく様々な盤面で確定数をずらしにいけるマゴの実を選択しました。
この持ち物のお陰で勝てた試合も数知れず。
体力管理がとても重要なポケモンなので、かなり慎重に動かしていました。

技はタイプ一致技/瞑想/守るとオーソドックスな構成になりました。
水技は長い間濁流で運用していたものの、不意のワイガ持ちに泣かされたこと、ダブルダメになることから火力が足りないこと、そして何より精神衛生上の観点からJCSのC日程になって熱湯に変更。
ワイガの所持不所持に関わらずカグヤなどに太刀打ちしやすくなったこと、命中が安定しており確実に殴れることからも熱湯のほうが良かったなと思っています。
もっと早くから熱湯にしていたら、という後悔も……。


カミツルギ

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※調整
HD:C147眼鏡カプ・コケコのエレキフィールド下10万ボルトを高乱数で耐え(珠まで確定耐え)
S:最速
A:残り
HB:端数

コケコの10万などで為す術なく倒されることを減らすため、今回はDSベースのカミツルギを使用しました。
盤面を見極めて後投げしていったり、横のガブの地震を巻き込ませたりすることもあるため、襷では噛み合わないという判断も。

そもそも私はこのルールにおいてZ以外のカミツルギを信用することはできないと考えています。
襷やスカーフを持たせたところで相手のポケモンを確実に縛れる/制限できる火力がない、と判断したためです。
であればZを持たせ、確定数をずらしつつブーストの餌にしていったほうが強いなと考えました。
今回は単純にタイプ一致技として火力を出すことができ、コケコやガブあたりへの確定数が変わるクサZを選択。

カミツルギを使用する上で、相手のスカガブの炎技やコケコのデンキZあたりにはかなり気をつけて立ち回っていました。
特殊方面は壊滅的ですが、物理耐久には優れており耐性自体は良いほうなのでその点も頼もしかったです。カビゴンに強いのも優秀。

 

 

ウインディ

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※調整
H:実数値4nで最大
HD:C147眼鏡カプ・コケコのエレキフィールド下10万ボルトを確定耐え
S:最速テッカグヤ抜き
A:余り
B:端数

威嚇をばらまきつつ、相手のカグヤやカミツルギといった鋼などを見てもらいます。
カグヤには確実に役割を持ってもらいたかったのと、優先度+2の先制技を打てる点に魅力を感じたため物理型に。
サブウェポンはギャラドスや相手のレヒレといった水タイプへの打点を確保したかったため、ワイボにしました。

フレドラやワイボの反動が痛く、サイクル下で威嚇をばらまいてもらうことも多々あることから消耗が激しく
それをカバーし場持ちを良くするために、持ち物はバンジの実を選択しました。
横のガブが地震を打つ、ということも多く守るがないのは使いにくいと判断し鉢巻やチョッキは不採用。

ちなみにLCQではAぶっぱでSを最速ペリッパー抜きまで確保し、オボンの実を持たせていましたが
耐久がやや足りないと思った点、S振りが活きたことが少なかった点から、LCQ終了後に最低限のSラインまで落とした今の形に変更しました。
少なくともSは最速カグヤ抜きまでは確保する必要があると思いますが、かなり調整が難しいポケモンだと思います。

 

 

ガブリアス

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※調整
H:実数値16n-1
HB:A182ガブリアスのZ地震を確定耐え
      A200ガブリアスのドラゴンクローを確定耐え
HD:C179ウツロイドのめざめるパワー氷を確定耐え
S:最速
A:残り

AFKで不安の残るコケコをはじめ、様々なポケモンを上から殴りたいという意図でスカーフ型にしました。
相手のスカーフ持ちまで意識しての最速スカーフです。
Z技は無効化されないタイプのほうが強い、という考えも。
技構成は地震を確定として残りは相手のドラゴン/等倍範囲を意識してのドラクロ、範囲技として優秀な岩雪崩、カミツルギやカグヤといった鋼意識での炎牙に落ち着きました。

本構築はウツロイドが重めなので、万が一の臆病スカーフめざ氷を確実に耐えられるところまで耐久を確保。
このぐらい振ると実数値16n-1を達成できるほか、相手のガブの地面Zも補正なしなら確実に耐えられるようになります。

初手に出てこられるコケコやウインディなどを上から雑に削っていくほか、
サイクルの〆にスイーパーとして運用することもでき万能さを感じました。


カビゴン

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※調整
H:実数値4n
B:ぶっぱ
HD:C200カプ・テテフサイコキネシスを超高乱数で2耐え
A:残り
S:最遅

Bに振り切り、Dにもかなり割いた呪い型カビゴンです。
ここまでで不安の残るトリックルームへの対策枠としても機能してもらいました。
基本的には先発で出さず、起点対象のポケモンに対して後ろから投げていました。

技構成は恩返し/呪い/リサイクルまでを確定とし、サブウェポンは噛み砕くを選択。
これは単純に等倍範囲を広げたいという意図のほか、粘りに来るカグヤにより太刀打ちしやすくなる・馬力にしてしまうと何もできなくなるフワライドにも打点を持つ、などといった狙いもありました。
馬力を打ちたい相手の殆どに噛み砕くが抜群で入るので、これで良いのかなと

カビゴンを選出する場合は出来る限りレヒレをセットで出したい、ということを念頭に置いていました。
というのも熱湯火傷をはじめとする追加効果が負け筋になりかねないからです。
そのような負け筋をフィールドの効果で消すことができるという点でも、レヒレとの相性は良かったと思います。
ターン管理を慎重に行い、こういった追加効果を極力引かないように意識して立ち回っていました。



ファイアロー

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※調整
ASぶっぱ

地面の一貫を切れる、かつS操作ができる枠がラストに欲しいということを踏まえつつ、
これまででハリテヤマをはじめとする格闘が重かったためにアローを投入。
バルジーナのようなポケモンが使いこなせなかったから、という裏事情も。
スカガブとの横の相性に優れていることも採用理由です。

カミツルギがZを持っているため持ち物に悩みましたが、やはり優先度+1で打てるZワザが強いと感じたのでヒコウZにしました。
最速にしたところで意識して抜きたい相手がおらず、出来る限り火力も確保したかったため意地っ張りで、ASに振り切りました。

技はブレバ/フレドラ/追い風まで確定として、残り1枠は守るや挑発なども試してみたものの
守るや挑発を打ちたい場面があまりなかったこと、レヒレやカビゴンで詰ませて勝つといった立ち回りにも噛み合っていることから鬼火に落ち着きました(勿論、レヒレのミストフィールドには注意)。



3.選出パターンと使用感

本構築は基本選出という基本選出がなく、相手の系統や取り巻きなど様々な面からどのような選出がベストなのかを考え、柔軟に選出を行っていました。

初手の出し方はこの2匹で行くことが多いな、というものはあるものの、後発まで考えると本当に選出の仕方がバラバラなので、初手の出し方だけいくつか簡単に紹介しておきます。
少なくともカビゴンを先発で出したことが一度もなかったかな、というぐらい。


カプ・レヒレカミツルギ
相手のフィールドを奪いつつ、草Zカミツルギで誰か1匹を持っていき、ブーストの発動を狙います。
カミツルギの苦手な炎や格闘などをレヒレでカバーしていきます。
盤面によっては瞑想で詰ませる動きを積極的にとることも。カミツルギが火傷や麻痺をしなくなるのも地味に大きいです。


カミツルギガブリアス
此方の出し方も草Zカミツルギで誰か1匹持っていくことを目指します。そしてカミツルギの苦手な炎などをガブで見ていきます。
不意の電気Zコケコなどに対しても上からガブが殴ることができます。盤面によってはガブの地震を平気でカミツルギに巻き込ませることも。
この先発の出し方は恐らく対戦相手に最も読まれにくかったように思います。それもあってかこの出し方をしてうまくはまった場合の勝率は凄まじいものでした。
ただし、相手の構築にカグヤがいる場合は極力この出し方をしないようにしていました。


ガブリアスファイアロー

所謂ガブアロー。相手側にハリテヤマなどの重い格闘がいる場合、極力上から畳み掛けたほうが良いと判断した場合、そしてそもそもガブアローが刺さっている場合などによく選出していました。
アローの先制Zブレバなどで削っていくことも、追い風で展開していくこともできます。そしてアローの苦手な電気などをスカガブで対応していきます。
アローが浮いているためにガブが気軽に地震を打ちやすく、さらに横の相性が良いため、扱いやすい並びではありました。


カミツルギファイアロー
あまりやらないですが、一応この2匹を初手に出すこともありました。
アローにとって制限されるポケモンカミツルギで見ていく並びです。
追い風をはって相手のスカーフ持ちを含めてカミツルギが抜けるようにする、という立ち回りをすることも。
どちらがZワザを使うかはそのときの状況次第で決めていきました。


ひとまずはこんな感じです。
他にも色々な出し方をしていた気がしますが、ここでは割愛します。

 

 

☆使用感について

本構築を暫く使っていた感想について、まず良く言えば柔軟性がある、悪く言えば難しいなと思いました。
選出パターンも決めておらず臨機応変に決めていく、というスタイルをとっていたために色々な出し方ができるものの、パターンが決まっていないことによる気持ち悪さも感じていました。

そのため、本構築はそういった意味でもBO3向きではあるのかなと感じます。
1戦目で初見殺しにあった、予想外の型にやられたなどとなっても切り返しがききやすかったのかなと。
その一方で、レートによる初見殺しにはあまり強くなかったのかなとも思います。

また、単純にスタンパは難しいなと感じたことも多々ありました。
数値などが高い一方で立ち回りは簡単なものではなく、使い手のプレイングスキルが試されていたなと。
特に本構築は数的不利から詰ませる動きで巻き返す、という立ち回りをとることも少なくなく、神経を使う場面も多かったです。
一方、個人的には構築としてのバランスは噛み合っていたのかなと思います。

本構築は追い風枠としてファイアローを採用していましたが、かなり扱いやすかったと感じます。
このあたりは自分のプレイスタイルにより合うように、という点を追求した結果ですが、良い選択だったのではないかなと。
補助のみならず自身が殴ることもできるため、構築としても柔軟性が増していたと思います。



4.JCSを終えて。

7世代に変わり、新要素も多数追加されそれに慣れることがとにかく大変でした。
VGC2016と違い、このポケモンが特別に強い!みたいなのもおらず、環境もめまぐるしく変わり
そのような中で、最初は自分の肌に合う構築を探すのにも必死だったなという覚えがあります。

今まで使っていた系統の構築が今年は強くないだろうな、そして肌に合わないなど思うところがあり
ある意味それがキッカケで、今年は今まで使ったことのない系統も含め、色々な構築を使ってみよう!と思うようになりました。

実はスタンパ自体使うのが始めてで、慣れるのが大変でありなかなかVGC2017に適応することができませんでした。勿論最初は全然勝てない訳でして。
そのため今までのプレイスタイルを捨て、そして考え方も改めつつ、時間をかけて適応していきました。
その適応するまでの過程が、とてもとても辛かったです。

そして色々な面子を試しましたが、中でも迷ったのが誰で地面の一貫を切るのか、ということでした。
S操作をはじめとしたサポートができるポケモンが欲しく、バルジーナなども試してみたもののどうも私のプレイスタイルとは合わず。
このあたりは特に長いこと考察を進めることになりますが、
より攻撃的にも立ち回れるアローを採用したとき、自分にとってはものすごく使いやすい構築になったなと感じるようになりました。
バランスを保ちつつ、より自分のスタイルに合うように追求していく上で迷うことも多々ありましたが、
これだ!というポケモンが見つかった瞬間というのは気持ち良いものがありました。
7世代になってから大きく弱体化したため正直アローには期待していなかったものの、やはり色々と試してみるものだな、と思った瞬間でした。

それから3月後半にバトルロードグロリアが行われ、LCQで予選抜けが確定した瞬間は嬉しいものがありました。
今までなかなか勝てなかったぶん、ようやく勝てるようになってきたという実感が生まれました。
5-0で真っ先に予選抜けを決めることができた嬉しさは、今でも鮮明に覚えています。
結局トーナメントで最後まで勝ち切れず、本戦への出場権を逃してしまったので、最終的には悔しい思いをすることになりますが。
それでも強い方々と試合ができ、経験を積めたのがとても良かったですし楽しかったです。

その後も現状に満足せず試合なり調整なり繰り返しやっていきました。
JCSの詳細が発表されたときには、「やってやろう」という気持ちがさらに強くなっていきました。
しかし、今までと形式が違い日程も過酷で、1日程で20戦しかできないことからも相当厳しい戦いが予想されるだろうなと。
私は今年のボーダーを高く見積もりすぎてしまい(具体的には最低限1700×3を達成しないとまず無理だろうなと)、その結果として必要以上に気負いすることに……。

不安なまま迎えたJCS本番、私は持っている力を全くといってよいほどに発揮できず、結果は絶望的なものとなってしまいました。
引きの悪さはまだよいとして、今までではあり得なかったような初歩的なミスを繰り返してしまうほどでした。
あまりにも不本意な結果だったので多くは語りませんが、自分の力を1%も発揮することができなかったと思います。

それだけに、悔しいし情けないです。

正直こんなものではないという気持ちもあります。

しかし、ひとつ言えることは今まで手をつけたことのなかったような構築を色々やってみる!ということで、
今回のようなスタンパを経験できたことは自分にとって力になったのかなと思いますし、それは良かったのかなと。
難しい構築を選んでしまったと思ったときも多々ありましたが、それでも良い経験になりましたし、面白かったです。
そしてサブロムでも実は今まで一度もやったことのなったスイッチに挑戦していました。
(サブロムの構築は諸事情で面子も含め非公開とします。)

楽しかったとはいえアローラダブルをやっていて良かったな!と心から言えるかどうかは微妙だな、と思うときもあります。
しかし、アローラダブルでの経験があったからこそ今があるんだ!と思える時が来るように、来年以降も頑張りたいと思います。

7世代になってからの新鮮な環境で、特別強いポケモンがおらず、流行りなどもめまぐるしく変わっていくというのは
ついていくだけでも大変でしたが、とても面白い環境であったと思います。
それにしても今年はあまりにも悔しい結果で幕を閉じてしまいましたが、
来年に向けてのモチベは高いので、今度こそはやってやろうと思います。



長くなってしまったので、このあたりで筆を置かせていただきます。
アローラダブルで対戦してくださった方々、共に考察しアドバイスをくださった方々、そして応援してくださった方々。
本当にありがとうございました!

来年こそは。



mizuko
Twitter @Swampert__